アロマの香りで体と心がリラックス♪アロマテラピーの効果とその仕組み

こんにちは!最近アロマオイルにハマっているスタッフウシジマです!

エアープレス上野では酸素カプセルでお休みいただく際に、枕もとにお好きな天然アロマの香りづけを行っています。深くリラックスしていただき、効果を高めていただくためお入れしていますが、アロマと聞いて「いい香りを嗅いだら、何となくリラックスできるのでは?」と思われる方が多いのではないでしょうか?実はアロマの香りがリラックスさせてくれる効果には、明確なメカニズムが存在するのです。

本日は、そんなアロマについて詳しく解説したいと思います☆

アロマテラピーとは

アロマテラピーは、植物の花や皮、果実などから抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使った「自然療法」の一種です。植物がもっている香りを、心身の癒やしに役立てようという考え方は、古代エジプトの壁画に香油の壺や香炉が描かれるように、数千年前からありました。

香りが人間の嗅覚を通して脳に働きかける作用やトリートメントによって皮膚に吸収される作用により、人間の自然治癒力を高め、疲れた心身を癒してくれます。アロマ(aroma)は「香り」という意味で、アロマセラピー(aroma+therapy)は「香りの療法」という意味で用いられています。

ちなみに「アロマテラピー」と「アロマセラピー」は同じ意味です。アロマテラピーは仏語読みを、アロマセラピーは英語読みを日本語表記したものです。フランスをはじめヨーロッパの一部の国では医療や治療に活用されています。 
(※日本では医療ではなく「雑貨」扱いになります。直接肌につけたり飲んだりできませんのでご注意ください。)

近年では、精油の香りを楽しむことでアルツハイマー型認知症に対する予防効果があると、鳥取大学医学部の研究で発表されました。精油の成分が嗅細胞を介して電気信号として大脳辺縁系や視床下部に伝えられると、自律神経をととのえて心身の機能を調整するのです。

アロマの香りが吸収される仕組み

アロマは体の各部から取り込まれます。嗅覚からだけでなく、いくつかの個所を通して作用し、リラックス効果をもたらします。

鼻から脳へ

香りの成分は鼻の奥の嗅細胞を活性化し、これが電気的な信号に変わり、脳の大脳辺縁系に伝わります。その後、視床下部や下垂体へと続きます。大脳辺縁系には扁桃体や海馬などの部位があり、香りの成分の影響を直接受けます。

肺から体全体へ

吸い込まれた香りの成分は、気管を経由して肺に達し、そこから血流に入り、体全体の組織や細胞へと運ばれます。

皮膚から体全体へ

香りの成分は、その小さな分子のため、皮膚の深部に位置する毛細血管にも浸透することができます。そして、血液とともに体中の筋肉や臓器へと運ばれるのです。

アロマテラピーの健康効果

 人が香りを感じる仕組みは、空気中に漂う香りの成分が呼吸と共に鼻に入り、その香りの成分が鼻の嗅粘膜に溶け込み、香りの成分を情報として嗅細胞がキャッチします。その後、嗅神経・嗅球・嗅索を通り、大脳(大脳皮質や大脳辺稼系)に伝えられ、人は香りを感じます。香りの刺激によって、集中力が高まったり、鎮静効果をもたらしたりします。

 また、アロマテラピートリートメントなどでは、精油成分が皮膚から働きかけることもわかっています。

 他にもアロマテラピー(トリートメントを含む)によって、免疫力に関係するNK細胞活性値が上昇したり、女性ホルモンの一種であるエストロゲン濃度が増加したり、月経痛が改善したり、メラニン産生を抑制したり、副交感神経の高まりによって動脈機能が改善したりなど、多くの身体への効果が報告されています。ただし医療域では、あくまでもアロマテラピーは補完的な役割であり、他の療法を組み合わせることで統合医療として貢献できるといわれています。

 アロマオイルの香りには期待できる効果があるといわれていますが、アロマオイルの香り選びで一番大切なことは、必ず自分の鼻で香りを試して「よい香り」だと感じるものを用いることです。

眠れなかったり気分の落ち込み、月経前症候群(PMS)など、自律神経系の症状に効果があると近年、人気を集めているアロマテラピー。薬に頼らず、いい香りでつらい症状が手軽に改善できるなら、試してみたいですよね♪

当店では英国ニールズヤードレメディーズの精油を取り扱っております。店頭にてテスターをご用意しておりますので是非手に取ってお試しください♪